軟骨魚綱サメ目ツノザメ科の海水魚の総称。 ツノザメ類は2基の背びれの前にそれぞれ強い1棘 (きょく)を有すること、臀 (しり)びれがないことが特徴である。 ツノザメ科はツノザメ属 Squalus 、ヘラツノザメ属 Deania 、アイザメ属 Centrophorus 、ビロードザメ属 Scymnodon 、カスミザメ属 Centroscyllium 、カラスザメ属 Etmopterus など、いくつかの属に分類される。 ツノザメ属のトガリツノザメ Squalus japonicus Ishikawa, 1908 和名のとおり吻の先端がとがったツノザメ。同所的にみられるフトツノザメ、ツマリツノザメ、ヒレタカツノザメなどと比べると、吻の形状がかなり異なるため同定が難しいツノザメのなかでも分かりやすい種である。本標本はBigelow and Schroeder(1948),Bass et al(1976)により記載されたS blainvilleとよく一致する。Chen et al(1979)により日本からS blainvilleとして報告された標本の第1背鰭は高く(垂直高と全長の比が3:4,本標本では1:2),原記載の図も同様な特徴を示すとして和名ヒレタカツノザメが提称されて
アブラツノザメとスムースハウンド アブラツノザメのベクターアート素材や画像を多数ご用意 Istock